丸ごと全4巻、完全通読にて徹底攻略!
フーコー考古学+系譜学の到達点、ジェンダー/セクシュアリティ論で必ず参照されるポストモダンの”古典”を、丹念に授業。
フーコーは、そのテクストがどういう歴史的な背景で書かれたのか、同じ文化圏に属する同時代やそれ以前の同じテーマについて書かれたテクスト、あるいは当該テクストの中で資料として参照されているテクスト、少し違うテーマについて書いた本人のテクスト等と細かく照合していくことで、常識的な読みとは異なった様相を呈する大きな文脈を浮かび上がらせる。(…)業界の常識に囚われず、かつ、丹念に根気よくテクストを読む。それが私にとっての思想史研究の理想である。その最も卓越したモデルが「フーコー」である。(本文より)