3度泣ける教育書『不登校、ひきこもり-こころの解説書』を発表後、
金馬宗昭さんが2年の歳月をかけて書き上げた青年期、成人期の「不登校 ひきこもり」のお子さんと、
その保護者に贈る実践的アドバイス。
不登校やひきこもりになり、行動する力を失ってしまった人には、その時々に応じた対応が必要です。
段階に応じ、信じて待つ時もあれば、待っていても仕方が無いときもあるのです。
不登校やひきこもりの段階を「青信号」「黄信号」「赤信号」に分け、わかりやすくシンプルに解説していきます。
金馬宗昭さんは、20代の頃、非常勤の教員をしながら教員試験にチャレンジする若者でした。
しかし全力を尽くした教員採用試験に不合格、共に学んだ友人たちの合格を目の当たりにしたことを
機に数年のひきこもり生活を経験することになります。
その後、社会復帰し、通信制高校の教頭先生になって不登校の子どもたちのサポートに打ち込みます。
やがて「不登校・ひきこもりの若年層のためにより心血を注ぎたい」との思いで独立し、
書き上げたのがこの一冊です。
【著者の言葉】
子どもたちが「自分で考え行動」することによって
前よりもたくましくなり、数年後に「幸せ」を感じられるような
「道案内」をすることがこの本の目的だと思っております。
(「はじめに」より引用)
出版社からのコメント
[増刷にあたり]
本書の著者、金馬宗昭先生は2016年11月26日、くも膜下出血のため47歳で逝去されました。
生前、教員、カウンセラーとして、不登校や学校生活で苦戦する子どもたち、
家族を支え続けられました。
それらの経験をまとめた本書は、さらに多くの読者を救い、親しまれ、
この度、重版の運びとなりました。
自身のひきこもり体験も含め、人生をかけて書き上げられた本書が、
いつまでも読み継がれることを願っております。