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  • Author是恒さくら 高倉浩樹
  • Publisher新泉社
  • ISBN9784787720016
  • Publish Date2021年1月

災害ドキュメンタリー映画の扉 / 東日本大震災の記憶と記録の共有をめぐって

東日本大震災の被災地において、ドキュメンタリー映画の撮影・制作・上映はどのように行われてきたのか〓〓。
映画が生み出す対話の力を制作者たちと考える、異色のドキュメンタリー映画論。
《未来との対話としての「震災映像アーカイブ」》
 数えきれないほどの作品があると考えられる、東日本大震災に関するドキュメンタリー映画。記憶の継承と防災を私たち一人ひとりが担っていく課題として考えたとき、多くの人に観賞され共有される映画は大きな力を生み出す。
 被災地において、それらの作品はどのようなかたちで、どのくらいの数がつくられ、上映されてきたのだろうか。映画作品をアーカイブとして公的な場で収集・保管・公開することは難しく、その全容の把握は困難である。
 本書は、「震災映像アーカイブ」の一つの取り組みとして、東北大学における上映会の記録と、映画制作者たちとの対話をまとめたものである。東北大学の災害人文学グループでは、東日本大震災発生以降、文系・理系さまざまな領域の研究者らが共同活動を行ってきた。本書はそうした成果の一端として、学問領域を越えて多様な専門家の知見を持ち寄り、ドキュメンタリー作家たちと対話を行ったユニークかつ貴重な記録である。
NHK特集ドラマ『ラジオ』/『廻り神楽』/『被ばく牛と生きる』/『赤浜ロックンロール』/『ガレキとラジオ』/『おだやかな革命』/『福島 生きものの記録』

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