“表(政界)”と“裏(裏社会)”から、日本の変革を目指す2人の男がいた
▼第1話/主義▼第2話/改革▼第3話/銃弾▼第4話/弱肉強食▼第5話/意地▼第6話/GOOD▼第7話/回り道▼第8話/公選制▼第9話/聖域 ●登場人物/北条彰(相楽連合二代目総長)、浅見千秋(佐倉代議士秘書)、石原杏子(六本木警察副署長)、渡海(とかい/北条の兄貴分の武闘派やくざ)、伊佐岡紀元(与党・民自党の幹事長を務める政界の大物)、伊吹英明(神戸山王会四代目)、狩谷久雄(立風会幹事)、ウラジミール・ソロコフ(元・ソ連高級官僚のロシアン・マフィア) ●あらすじ/政界では、浅見達が結成した新会派・新日本党と与党・民自党が連合し、裏社会では北条がロシアン・マフィアのソロコフと手を組んだ。北条と浅見は焦っていた。原因不明の病に冒された浅見の身体は、もう手の施しようもないほど蝕まれていたからだ。二人のあまりにも性急な動きに危機感を持った裏社会の大物・市島は、渡海を呼び出し、北条の暗殺を命じた(第1話)。しかし、渡海はどうしても北条を殺せず、そこに居合わせた宿敵ソロコフに銃を向ける。と、その瞬間。北条が渡海に銃を向け、引き金を引いた!(第2話) ●本巻の特徴/病に冒された浅見が生きているうちに、なんとか聖域(サンクチュアリ)を完成させようと努力する北条。その感動的なラストシーンは、読む者の心に永く残るに違いない。 ●その他の登場キャラクター/江 東輝(華僑・江一族の総帥)(第5話) ●その他のデータ/香港の返還(第6話)、和僑(第6話)