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  • 著者スコット・バークン 千葉敏生
  • 出版社フィルムアート社
  • ISBN9784845920204
  • 発行2021年3月

デザインはどのように世界をつくるのか

ノートルダム大聖堂の火災はなぜ止められなかったのか? セグウェイはどうして失敗したのか? 病院が居心地悪いのはなぜか?……それ全部デザインのせい!
工業製品やSNSのシステム、企業組織、都市計画の失敗と成功からこの世界の仕組みを解読する、誰もがデザインする時代の必読書。
太刀川英輔(デザインストラテジスト)
若林恵(編集者)推薦!
ノートルダム大聖堂の火災はなぜ止められなかったのか? セグウェイはどうして失敗したのか? 女性用トイレにだけ行列ができるのはなぜか? USBケーブルが半分の確率で入らない構造なのはどうして? 病院が居心地悪いのはなぜか?……ひとつでも気になったら、ぜひ本書の読者になることをおすすめします。その裏側にある仕組みを知れば、目の前にある世界の見方が変わるはずです。
マイクロソフトでシステムやウェブサイト、ユーザー・インターフェースなどのデザインを多数手がけてきた著者が、私たちの身の回りにある製品やシステム、都市計画などを「デザイン」というレンズで見つめ、その製品が失敗している理由や成功している理由を説得力のある説明でひも解いていきます。そこにはより民主的な社会をつくるためのヒントがたくさん詰まっています。
すべての章が、コンパクトで読みやすくまとめられていますが、そのなかでは「つくることとデザインすることの違い」「よいデザインとは?」「誰だって何かをデザインしている」「デザインはデザイン・チームの映し鏡」「解決策は問題を生み出す」といった章タイトルが示すように、それぞれ深い議論が行われています。本書を読めば「デザイン思考」「ソーシャルデザイン」「UX(ユーザーエクスペリエンス)」「顧客中心主義」など現在話題に上がっているデザイン用語を冷静に見つめ直すきっかけになるはずです。
また、読者が身の回りの世界を見つめ直すいい道具となる「デザイン・チェックリスト」や、より深くデザインの世界に飛び込む助けとなる参考資料のリストも用意。多くの読者にとって、世界を広げるための入り口として機能することでしょう。
新型コロナウイルスによって目の前の世界が変わり、テレワークの推進など働き方が変化しているなか、デザインを通して社会の構造を見つめ直す本書は、コロナ以後の世界を生きるために必要な新しい視座を教えてくれるはずです。
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デザインとは形を通して社会に
関係性を生み出す統合的な知恵だ。
本書にはデザインの知恵を育む
ヒントが詰まっている。
太刀川英輔 (デザインストラテジスト/NOSIGNER代表)<b

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