• Author内藤里永子
  • PublisherKADOKAWA
  • ISBN9784046803153
  • Publish Date2021年2月

限りなく繊細でワイルドな森の生活

浅間山を遠くに望む、標高1000メートルの森の中に、夏仕様の古い別荘がある。周りには家も人影もない孤立した古家。大切な人たちが50代の若さで次々亡くなっていったショックと病を抱え、失意の底にあった著者は、ここを自分の柩にする覚悟で、60代半ばから10年間、古家に独り隠れ住んだ。友たちへレクイエムを送る静かな日々のはずだったが……、森には可笑しな事件がいっぱい起こるのだった!おびただしい数の猿が侵入してきたり、窓辺に置いたいちごがふと目を離したすきに消えていたり、影猫が現れて原稿を催促したり、やどりぎが大量に届いたり、そして大きい鳥の死。自然界のいのちと共にある喜びに満たされると、人々を恋しく思う気持ちが忽然と湧いてきたーー。80歳を超えた現在地から臨場感あふれるみずみずしい筆致で綴ったレジリエンスエッセイ。写真10点以上。撮影:白川青史。

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 世界のカレー図鑑 / 101の国と地域のカレー&スパイス料理を食の雑学とともに解説
  • 山の上のパン屋に人が集まるわけ
  • ただいま神様当番
  • 水曜日の手紙
  • 5日間の休みで行けちゃう!美しい街・絶景の街への旅 / 一生に一度は歩きたい絵本のような別世界へ!
  • 世界の魅力的な道178選 / いつか訪れたい数々の異彩な道を旅の雑学とともに解説
  • 定本本屋図鑑
  • アナン、 下
  • レプリカたちの夜
  • ゴールデンカムイ 10