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  • 著者荻野アンナ
  • 出版社朝日新聞出版
  • ISBN9784022517456
  • 発行2021年2月

老婦人マリアンヌ鈴木の部屋

〇酒井順子さん推薦!介護する人、される人、そして介護で儲ける人。色気と欲気を惹き寄せるマリアンヌ鈴木の部屋は、何てカラフル! こんな風に老いてみたい。◯作家でフランス文学研究者の著者にとって、パートナーと父母の介護と最期を看取り、自らは大腸がんとうつ病の25年だった。ようやく辿り着いた快活で人間味たっぷりの「老活小説」。ダメ男や老いの入り口にたつ人びとのどこか陽気な連作短編集。◯昔も今も人はせつなく老いていく。横浜山手の洋館に住む老婦人は青い部屋のベッドに横たわるが、ときにフランス小話も語る。離婚・退職ののちにモエはヘルパー資格を取り、突然の宝石熱にとりつかれてネットオークションにはまっている。やり手の実業家のトチ中野は介護事業所「スマイル光」からモエをマリアンヌ鈴木宅に派遣した。トチの連れ合いで甲斐性なしのリチャードや美にこだわって整形を繰り返す大道芸人のミッキーなど、老婦人の仲間はひと癖あってみな愉快だ。トチ中野は地域包括支援センターでの人脈を通じて、シニア婚活パーティ「ひなげし会」を開催してひと儲けを企んでいる。老婦人はここで若き日の意外な過去に出会うが……。◯目次第一話 老婦人マリアンヌ鈴木の部屋第二話 雲根第三話 河童とマサイ第四話 薔薇の動物園最終話 マリアンヌ修復研究所

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