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  • 著者奥野滋子
  • 出版社朝日新聞出版
  • ISBN9784022620460
  • 発行2021年2月

緩和ケア医から、ひとりで死ぬのだって大丈夫

現役看護師で女性僧侶の玉置妙憂さん、こころから推薦!―― 奥野先生は「ご臨終です」という言葉を使うのは、やめたとおっしゃいます。看取りの時、「〇時〇分、旅立ちでございます。……いつかまた会いましょうね」と言うようにされていると。なんとあたたかく、優しく、そして普通の言葉なのでしょう。死は特別なことではなく、あたりまえのことなのだと思わせてくれます。伝えたい20のだいじなこと。3000人の終末期に寄り添った緩和ケア医が具体的な事例とともにアドバイスする。病院でも在宅でも、痛みへの対処法、家族や友人、縁を結んだ人とのかかわり、病と死への向き合い方をつづる貴重な一冊。【内容】第一章 いのちの限界、医療の限界を知ろう日本人は死ぬことを忘れている/「亡くなる直前まで普通の生活」はほとんど無理/死は「敗北」ではない第二章 がんは本当に「不幸な病気」なの?がんは「フルタイム」で闘病しなくてもよい第三章 緩和ケアで「痛み」をとる緩和ケアは人生最後の医療ではない/過剰な栄養補給は苦しみを募らせるだけ/認知症の患者さんも痛みを感じている第四章 心へのはたらきかけがいのちを救う「お迎え現象」は魂の帰るべき場所の発見/「なぜ死にたいか」を聞くことがケアになる第五章 在宅医療チームに支えられて自宅で旅立つ病院は「生活の場」ではない/救急車を呼ぶということは穏やかな最期を約束するものではない第六章 家族が「すべきこと」と「してはならないこと」周りの中途半端な医療知識は本人を苦しめる第七章 その人らしさを支えるケア眠ることで苦しみからの解放を図る鎮静という方法第八章 悲嘆(グリーフ)の中にある人たちのサポート妻を亡くした夫はがんばってしまう/「往生」のヒントは日本人の生活の根底にある*この本で伝えたいこと20*病と死に向き合うための本

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