東日本大震災で家族を亡くした子どもたちが書いた震災や喪失の体験をまとめた作文集。過去の記録だけではなく10~25歳に成長した彼らの書き下ろし作文やインタビューも加え、10年の間に起こった考え方や心の変化にも迫る。(プロフィール)あしなが育英会(あしながいくえいかい)病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどで親が十分に働けない家庭の子どもたちを、奨学金、教育支援、心のケアで支える民間非営利団体。自らも事故で家族を亡くした玉井義臣と岡嶋信治が始めた「あしなが運動」を原点に、全国の寄付者「あしながさん」に支えられ、国内外で遺児支援活動を続けている。