「サブカルは死んだ。パンクも死んだ。ただし、それでもパンクスは死なない――パンク直撃世代の中年男がファッションと音楽文化について掘り下げたコラム集」(吉田豪)
サブカル派を自認する人間はそれぞれ十人十色の「俺のサブカル」を持っていて、これが中年のオヤジともなると、なかなかに厄介でややこしい……自らそう語る、元「smart」編集長による、愛すべきサブカルオヤジにおくるコラム集。
好評ウェブ連載「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」380篇の中から選んだ100篇を、ファッション、スピリッツ、ライフ&ホビー、カルチャーの4カテゴリーに分類。
ちょっと懐かしいものから最先端まで、新しもの好きなサブカルオヤジを自認する著者ならではの、ウンチクとこだわり満載のコラムが豊富な写真とともに収録されている。
【目次から抜粋】
●FASHION
アノラック~ロックカルチャーと結びついたギークなアウトドア
ライダースジャケットは、うかつに着てはいけない非常に面倒くさい服である
ドクターマーチンのかっこいい履き方、おっちゃんが教えたる!
19年間愛用し続けているベテランユーザーが語る「パネライの真実」……
●SPIRITS
渋カジ~僕に紺ブレ購入を決意させた山下達郎とボズ・スキャッグス
ザ・ノースフェイスは、ヒッピーに愛されたカルチャー派のブランドだった
ギャルソンの白シャツをかっこよく着こなせる男になりたかった!……
●LIFE&HOBBY
マニアックすぎてほとんど伝わらない、大人の男の100均オシャレ術
ニベアってこんな使い方していいの? 大人の男を唸らせた驚愕の使用法
最適解はどこにある? キャンピングカーに必要なもの/不要なもの……
●CULTURE
原宿1987~青春時代を過ごした街へ、3時間だけのタイムトラベル
現役ハードコアパンクファンが語るライブハウスのお作法
「Supreme」のロゴやパロディや偽物を大量に生み出す魔法のフォント……など全100篇
プロフィール
佐藤誠二朗(さとう・せいじろう)
児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart 」の編集に携わる。2000〓2009年は雑誌「smart 」編集長。
2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。
初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。
他『日本懐かしスニーカー大全』『時代を切り開いた世界の10人第9巻豊田佐吉と喜一郎』『秋本治の仕事術』『糖質制限の実』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『ボンちゃんがいく☆ 』など、編集・著作物多数。