神殿や霊廟で知られる古代エジプトや、建築家の個性が前面に押し出されて、「芸術」としての建築が確立されたルネサンス期。そうした各時代、各文明によって建物の構成がどのように変化していったかを、構造形式や材料に即して詳述する。建築を、目に見える詩(ポエジー)だとする異色の概説書。