著作権法改正(2018年)に伴い,障害者の情報保障に向けた活動を円滑に行うために著作権者の権利制限規定がさらに拡充され,障害者用資料を利用できる人が大幅に拡大されました。さらに,2019年公布の「読書バリアフリー法」によって,視覚障害者等の読書環境の整備がさらに加速されることが期待されます。図書館には障害者へのいっそうの情報提供サービスを行うことが求められています。本書は法律の概要を解説するとともに,図書館でできることの具体的事例と法的根拠をわかりやすく示すことで,今後の障害者サービスの展開に資する手引書です。