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  • 著者平野啓一郎
  • 出版社NHK出版
  • ISBN9784142231256
  • 発行2021年4月

三島由紀夫『金閣寺』

彼が焼いたのは、何か。
若き学僧は、破滅を夢見て金閣に火をつけた――。実際に起きた事件に材を取り、三島が自身の戦中体験を重ねあわせて書き上げた『金閣寺』は、まぎれもなく日本近代文学の最高峰。なぜ金閣でなければならないのか。美を破壊する行為が意味するものとは。作家・平野啓一郎が、三島ならではの文学表現を味わいながら、大胆かつ精緻に作品の深層へと迫る。

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