細密な街の鳥瞰図に描かれた朝の風景から、球場の一日がはじまっていきます。球場内部のふだんは見られない選手食堂、選手用のお風呂など、子どもたちの知らない野球場が丁寧な取材のもとに描かれていきます。ボールの中はどうなっているの? グローブにはどんな種類があるの? など野球場で使われる道具や用具もイラストで見せていきます。楽しい売店の様子や球場内で働く車などをそこで働く人も紹介しながら、野球の楽しさ、仕事場の楽しさが伝わる作品です。
・作/いわた慎二郎さんからのメッセージ
私自身こどもの頃からの野球ファンで、学生時代には野球場で売り子のアルバイトをしていましたが、野球場の内部というのはほとんど知りませんでした。選手や球団関係者だけが知っている。そんな場所だからこそ見てみたい。見たらみんなに言いふらしたい。(笑)そんな気持ちで取材し描かせて頂きました。
見ていて楽しくなる絵本になったと自画自賛していますが、一番楽しんだのは描いているときの自分じゃないかと思っています。この絵本を手に取られた方は是非みんなに言いふらしちゃってくださいね。
・担当者のうちあけ話
おそうじの係の方が、客席を一席ずつふいている姿を撮影し、選手の練習前のストレッチ風景を見せてもらい、照明塔の仕組みを球場の広報担当さんに教えていただくなどして、取材が進んでいきました。取材で見てきた驚きをいわたさんが絵につめていただいた一冊です。この絵本の中で選手が食堂で食べているのはうどんです。試合前には、これかお蕎麦のようなものをみんなでそろって食べるそうですよ!(わんこ)
対象年齢:5歳から
遊び/スポーツ