2人に1人ががんと診断される日本において、今後、がん検診の必要性や診断後の治療方法の選択など、自分で自分の体を守らなければいけない場面は多く出てくるでしょう。
乳がんは、早期発見・早期治療ができれば90%以上の方が命を落とさずに済むというデータもあり、今後、ますます検診が欠かせないものになっていくはずです。しかし、日本の検診率は5割以下と低く、欧米の7~8割と比較しても意識の低さがうかがえます。
本書は、長年、癌研有明病院、静岡県立静岡がんセンターで27年の診療経験がある高橋かおる先生が、乳がんについてわかりやすく解説し、女性に知っておいてもらいたいこと、患者として学ばなければならないこと、そして乳がん治療の知識について理解を深めるために書いた一冊であす。高橋先生はじめての著書でもあります。
女性が『がん』と診断された時、本人はもちろんのこと、家族にとっても役に立つ、信頼性が高くてわかりやすく解説された本書は、必ず多くの女性の心と体のケアをしてくれるものと信じています。