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  • 著者エドワード・シルヴェスター・モース 石川欣一
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062921787
  • 発行2013年6月

日本その日その日

大森貝塚の発見で知られるモースは、東京大学教授として滞在する間、膨大なスケッチと日記をのこしていた。その記録には、科学者の鋭敏な視線と、異文化を楽しむ喜びに満ちている。明治初期の文化風俗を語る際に欠かせない重要史料であり、なおかつ、読んで、見て楽しい日本滞在録。(講談社学術文庫)
近代に染まる寸前の日本を科学者の目が見つめていた
菓子屋の看板、人力車、屋敷の屋根瓦、和服の装い、そして、穏やかに暮らす人々。大森貝塚を発見した鋭敏な眼差しが惹きつけられたのは、明治最初期日本の何気ない日常の営みだった。多くのスケッチとともにのこした、日本滞在2年間の見聞記。
大森貝塚の発見で知られるモースは、東京大学教授として滞在する間、膨大なスケッチと日記をのこしていた。その記録には、科学者の鋭敏な視線と、異文化を楽しむ喜びが満ちている。明治初期の文化風俗を語る際に欠かせない重要資料であり、なおかつ、読んで、見て楽しい日本滞在録。(解説・牧野陽子)
日本で出喰わす愉快な経験の数と新奇さとにはジャーナリストも汗をかく。人通りの町を一列縦隊で勢よく人力車を走らせると、一秒ごとに新しい光景、新しい物音、新しい香り……御雇い外国人として東京大学に赴任した科学者は、明治十年代のまだ近代に出会ったばかりの列島の生活を、驚きと敬意をもって見つめていた。当時の生活文化を記録した重要資料であり、なおかつ読んで見て楽しめる明治日本見聞記

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