葛飾北斎の右腕として風景画から春画までをこなす一方、自分だけの光と色を終生追い続けた女絵師・応為。自問自答する20代から、傑作「吉原格子先之図」に到る60代までを、圧倒的リアリティで描き出す。〈受賞情報〉中山義秀文学賞(第22回)