本書への覚書
【Ⅰ】時評もどきの 孤塁からの声/長い物差し/誤報問題に思う/二つの敗戦国/誇りに足る一世紀を 雨に打たれる幸せ/拠るべなき時代に/アナログ世代の嘆き ジャーナリズムの矜持/継承に足るもの/移植医療の歳月/変わりゆく五輪 普通のラグビーを愛す/”いましめ”としてのコロナ禍
【Ⅱ】人々の足音 姉・邦子の空白を埋めて(向田和子)/わたしの自身であれ(茨木のり子) 言葉の力(深代惇郎)/二人のユーモリスト(ドナルド・キーン) 涼しき頭脳(羽生善治)/ミスターラグビー(平尾誠二) 落涙の記憶(宮地克実)/カントリー・ボーイ(トンプソンルーク) 月見草の傷痕(野村克也)/イチローの墓参り(三輪田勝利) 寡黙な知の大家(山崎正和)/酒席の回り持ち(阿部牧郎) 美しい手紙(勝目梓)
【Ⅲ】作家たち 藤沢周平/司馬遼太郎/柳田邦男/保坂正康/河原理子/会津泰也/佐山和夫 馬場マコト/清武英利/梯久美子
【Ⅳ】書を評す 書評するとは何か/全体像に迫る/人生の瞬間/たった一人のNON 事故を社会化する/修羅を生きて/どう死んでいくか/「健さん」とは何者か DNAに導かれ/アメリカの青春/日・比が闘った日々/タイガース現象を解く 固有の美意識/古代五輪をひもとく/クーベルタンの実像/マラソンの父 壮大なる寸劇/政治に翻弄されて/もっとも劇的な/無私の日系人 文士の祈り/回想と検証/白い妖精の翳り/熱量それ自体/滅びの道へ 過剰ビジネスへ/カリブの怪物/忍者のごとくに
【Ⅴ】プロムナード はじまりの一冊/空腹ありて美食あり/『遠いリング』その後/『ナンバー』と私 ヒロシマを生きた二人/タテカン考・若者考/人ありて街あり/古書探索の趣 古書店の家族史/子孝行/記者となる君へ/病床にありて/追想「一九六八年」 それなりに生きたよ