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  • 著者星野智幸
  • 出版社朝日新聞出版
  • ISBN9784022517609
  • 発行2021年5月

植物忌

書きおろし・単行本未収録作を含む全11編、異色の植物小説集いとうせいこう氏、絶賛?「植物へ植物へ、ヒトが溶けて滲み出す。これは多方向的で悦ばしい『変身』の群」アイビーを体に生やして着飾るうちに植物化した人間たちの幸福な未来を描いた「スキン・プランツ」、蜂起する植物たちと特殊工作員ネオ・ガーデナーが対峙する「始祖ダチュラ」等、11編。ヒトが植物の世界に取り込まれていく虚構に、現代社会への痛烈な批判を込める――。■収録作品避暑する木ディア・プルーデンス記憶する密林スキン・プランツぜんまいどおし植物転換手術を受けることを決めた元彼女へ、 思いとどまるよう説得する手紙ひとがたそう始祖ダチュラ踊る松桜源郷喋らんあまりの種― あとがき■著者プロフィール星野智幸(ほしの・ともゆき)1965年、米ロサンゼルス生まれ。早稲田大学卒。新聞社勤務を経て、1997年、『最後の吐息』が文藝賞を受賞しデビューする。2000年『目覚めよと人魚は歌う』で三島由紀夫賞、03年『ファンタジスタ』で野間文芸新人賞、11年『俺俺』で大江健三郎賞、15年『夜は終わらない』で読売文学賞、18年『?』で谷崎潤一郎賞を受賞。ほか『植物診断室』『呪文』『未来の記憶は蘭のなかで作られる』『のこった もう、相撲ファンを引退しない』『星野智幸コレクション』『だまされ屋さん』など著書多数。

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