司書が書評の書き手としてまだ認知されていないのは,その発表の場が少ないことに一因があります。図書紹介事業委員会は,公立図書館等における選書の参考となる図書の紹介を任務としながら,同時に司書の書評発表の場を広げてきました。その発表の場の一つである『図書館雑誌』にて2016年10月号から2019年2月号までに掲載された「図書館員のおすすめ本」101点を1冊に収録し,あわせて書き手・読み手等からの書き下ろしも掲載しました。これから「書評を書いてみたい」と思う司書の皆さまへ,本書を贈ります。