岩手の小さな村で夏休みを持てあまし気味の小5の真は、河童伝説のある森で、都会から来た順矢と出会った。順矢の第一印象は最悪だったけれど、同い年でもあり、真は毎日一緒に行動するように。しかし、順矢が映画で有名な子役だという秘密と、真がいじめにあっているという嘘が、祭りの夜に明らかになり、傷ついた順矢が東京へ帰ってしまう……。現在の悩みと向き合い、未来を真剣に考えることになった少年たちの特別な夏を描く!