近くの書店で在庫を調べる
  • 著者吉村生 高山英男
  • 出版社KADOKAWA
  • ISBN9784041110256
  • 発行2021年4月

まち歩きが楽しくなる水路上観察入門

コンクリートで蓋をされ、アスファルトで埋められて、道路へと変えられた川や水路たち。かつての水面が地面になったもの、それが「水路上」である。
道路の亀裂でわかる川の跡、ガードレールになった橋の欄干、水車の形を模した遊具――全国各地の水路上を歩いた2人のマニアによる、偏愛に満ちた入門書!
【目次】
第1部 “水路上”観察入門 ~路であって路ではない~
第1章 街角の違和感にはわけがある
 1 細長い公園の秘密を探る
 2 せめぎあいが生んだ芸術的配列
 3 珍しい遊具に秘められた記憶
 
第2章 “水路上”のもつ特徴
 1 見ることのできる裏側
 2 境界をつくるもの
 3 複雑怪奇なその歴史
第3章 水の記憶のしたたかさ
 1 唐突にある謎の池
 2 失われた幻の弁財天
コラム1 “水路上”から“水”路上へ
コラム2 路上が“水”路上に変わるとき
第2部 “水”路上観察入門 ~かつての水路を愉しむ~
第1章 “水”路上とは何か
 1 路上のフラジリティ
 2 “水”路上のいま
 3 水辺、草萌える場所
 4 よどみへのまなざし
第2章 水面からの視線
 1 水面から見上げるもの
 2 蓋on蓋~“水”路上にかかるもうひとつの蓋~
 3 川岸としての擁壁を味わう
第3章 水の名残りとしての橋
 1 かつての水路に残る「暗橋(あんきょう)」
 2 「野良」暗橋はロックだ!
 3 はみだす暗橋たち

>> 続きを表示