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  • 著者横田慎太郎
  • 出版社幻冬舎
  • ISBN9784344037847
  • 発行2021年5月

奇跡のバックホーム

22歳で脳腫瘍の宣告。
18時間に及ぶ大手術、2年間の闘病とリハビリ、回復しない視力、24歳での引退、1096日ぶりの試合――
最後に希望が待っていた。
2019年に脳腫瘍の後遺症に伴う視力低下に苦しみ24歳で引退した阪神タイガース・横田慎太郎の自伝的エッセイ。
抜群の身体能力で将来を嘱望された横田は、22歳で脳腫瘍の診断を受ける。
18時間の手術と長い闘病、リハビリの末復帰するも、視力は回復しなかった。
2019年9月26日の引退試合、プロ野球人生最後のプレーで見せた捕殺「奇跡のバックホーム」のエピソードを軸に、脳腫瘍の手術と闘病、家族の支えや横田の見据える未来、同じ病気と闘う子どもたちへのエールなどを綴る。
【もくじ】
序章 神様が演出したバックホーム
第1章 野球のことは忘れてください
発端は原因不明の頭痛/どうしておれが病気に……/神経には傷一本つけないでください/18時間の大手術/何も見えない ほか
第2章 遠かった甲子園
「勉強しなさい」と言わなかった両親/憧れの鹿児島実業に入学/1年生で4番に抜擢/最後の夏、県大会決勝、9回裏/まさかの阪神2位指名 ほか
第3章 一軍を目指して
背番号は桧山さんの「24」/天然でいじられキャラ/掛布さんのマンツーマン指導/雑になったこと。それが二軍落ちの原因/開幕スタメン/一軍失格 ほか
第4章 闘病
病室で寝泊まりしながら看病してくれた母/想像を絶する苦しさだった抗がん剤と放射線の治療/丸刈りにしてきた父に号泣/「24番をあけて待ってる」/金本監督や掛布さんの見舞い/僕にはもう一度プレーする義務がある ほか
第5章 復活を信じてもがいた2年間
育成契約で背番号「124」に/矢野監督の言葉とファンの温かさ/目の状態だけが回復しなかった/今年でやめます ほか
第6章 奇跡のバックホーム
異例の引退試合プロ6年間のベストプレー/とっさに言葉がわいてきた最後のあいさつ/タイガースに入団してよかった/ファンが後押ししてくれたバックホーム/最後に伝えたいこと ほか
終章 新たなプレイボール

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