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  • 著者大隅典子 大島まり 山本佳世子
  • 出版社講談社
  • ISBN9784065231814
  • 発行2021年5月

理系女性の人生設計ガイド / 自分を生かす仕事と生き方

理系の学部出身の女性は増えているとはいえ、理系であることを生かして活躍する女性はまだ少数派で、その実態はあまり知られていなことも。そんな理系女性は、どんな場所でどのような仕事をして、どのようなプライベートライフを送っているのか、先輩リケジョ達の体験や彼女たちを取り巻く環境がどうなっているかを、レポートします。
第1部では、憧れの先輩たちが今までの理系女性人生を語ります。語ってくれるのは、東北大学の副学長で、生命科学分野の研究第一人者である大隅典子さん、東京大学教授で、今注目の流体工学を研究している大島まりさん、理系の大学出身で大学や企業の事情に詳しい、日刊工業新聞社の山本佳世子さん。
研究者や企業人として大切だと感じること、そして女性ならではの苦労話、これからの時代を見すえたアドバイスなど、これから理系を目指す女性、迷っている女性、理系の道を歩み始めた女性、理系女性と一緒に働く人などに参考になることが満載の内容です。
また、第2部ではさまざまな分野の研究者や、企業で活躍する理系女性のリアルな姿を紹介します。仕事や理系の能力の活かし方、気持ちの持っていき方など、経験ある理系女性の事例を多く取り上げています。
また、理系女性が中学、高時代から大学、社会人へと進むなかでの実態を追っていくと共に、時代の変化によって変わってきたことや、逆に変わらないことなどを分野や状況別に解説。女性だからと肩肘張る必要はないとしても、女性だからこそぶつかりがちな壁を知っておくと、慌てず対処できたり、ライフプランを立てやすくなるかもしれません。
大学での研究職、国立研究開発法人などの公的研究機関、企業としては化粧品会社やライフサイエンス系のベンチャー企業などいろいろな業種での実例を、幅広く紹介しながら、結婚や子育て、海外での経験などと絡めて、理系女子としての生き方をイメージする1助となる1冊です。
第3部では、大隅さんと大島さんが現在と未来の理系女性のビジョンを語っています。元気がもらえる言葉も満載です。

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