アインシュタイン、エジソン、ベートーベン、ファーブル、手塚治虫、水木しげる、スティーブ・ジョブズ…。
そんな偉人たちに共通しているのは、みんな子どもの頃に「オタク」だったこと!
オタクとは、何かを「大好き!」という気持ち。この本では、世界を変えた偉人たちの、子ども時代のおもしろオタクエピソードをたっぷり紹介しています。「そこまでやる!?」とびっくりしたり、ずっこけ話に笑ったり、「わかる〓」と共感しているうちに、君は気づくでしょう。「あれ? 自分とおなじじゃん!」って。
そう、偉人だけがスペシャルなわけではありません。子どもはみんな、自分だけの「好き」があって、時間を忘れて取り組める天才です。
一生懸命勉強したわけじゃなく、好きだから、本を読んだり、絵を描いたりしているうちに、いつの間にか覚えちゃう。もっと知りたい!って思う。
ちょっと「かわった子」とか、「だいじょうぶ?」なんて思われても気にしない!
好きのパワーって本当にすごいんです!
たとえばエジソンは、子どもの頃、何でも実験したくてたまらない「実験オタク」でした。鳥はミミズを食べているから空が飛べるんだと思って、友だちにミミズドリンクを飲ませたこともあるらしい!
もちろん、こっぴどく怒られました。失敗もたくさんしました。でもめげずに、たくさんの実験をしました。だからこそ、偉大な発明王になれたのです。
いま、AI(人工知能)がすごく注目されています。そのうち、人間のかわりにいろいろな仕事もやってくれるようになるそうです。そんな時代に活躍するには、どうすればいいんだろう?
それは、オタクになること!
好きなことに夢中になっていると、どんどんアイデアが浮かんできます。こういう想像力や、あたらしいものをつくりだす力は、ロボットにはマネできないことなんです。
オタクになると、心も強くなります。
好きなことなら、何回失敗してもへっちゃら! 「そんなの役に立たないよ」なんて言われても気にしない!
マンガ家の手塚治虫さんは、子どもの頃はいじめられっ子でした。
でも、大好きなマンガを書いて見せたら、みんなと友だちになれたそうです。
好きのパワーってすごい!
君は何オタクですか?
ポケモン? サッカー? 電車? 歴史? え、勉強!?
まずは、偉人たちのオタクぶりを読んでみてください。そして、自分の「好き」をどんどん追求して、もっとワクワクして、もっともっとたのしくなりましょう!