近くの書店で在庫を調べる
  • 著者辻村深月
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784163913803
  • 発行2021年6月

琥珀の夏

大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。封じられた時間のなかに取り残されたあの子は、どこへ行ってしまったんだろう。
かつてカルトと批判された〈ミライの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。小学生の頃に参加した〈ミライの学校〉の夏合宿。そこには自主性を育てるために親と離れて共同生活を送る子どもたちがいて、学校ではうまくやれない法子も、合宿では「ずっと友達」と言ってくれる少女に出会えたのだった。もし、あの子が死んでいたのだとしたら……。
30年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と罪があふれだす。
圧巻の最終章に涙が込み上げる、辻村深月の新たなる代表作。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 瑠璃の雫
  • 切ないOLに捧ぐ
  • 民王
  • 月のしずく
  • 博多殺人事件 / 長編推理小説
  • 倉敷殺人事件 / 長編推理小説
  • あなたのために / いのちを支えるスープ
  • 三流シェフ
  • 新編銀河鉄道の夜 改版
  • 君と宇宙を歩くために 2