★〈マカン・マラン〉著者が描く感動の家族小説戦時中、近所から「非国民」と呼ばれる父親を恥じ、立派な軍国少年となるべく日々を過ごしていた良彦。それから終戦を経て約20年後、良彦の元に父の遺品の日記が届く。なぜ父は心を病み、非国民と呼ばれたのか――本当に正しかったのは誰だったのか――そして、良彦の家にまつわる数奇な運命とは――激動の昭和を生きた親子三代の記憶が紐解かれる。