• Author柴田文彦
  • Publisherラトルズ
  • ISBN9784899775171
  • Publish Date2022年6月

68000とMacintosh Tool Box詳解

初代MacintoshのFinder上で起動するアプリケーションの作成課程を、MC68000のアセンブリ言語だけで記述した全ソースコードを示して解説。
ソースコードを入力し、アセンブルしてアプリケーションとしてリンクする工程を実体験できる環境構築法や一般的なパソコン上で初代Macのエミュレータを動かして開発環境を構築し、実際にアプリケーションを作り動かしてみる方法も詳しく解説します。
すべてアセンブリ言語で記述することで68000に慣れ親しみ、ToolBoxをより深く理解できるのです。
(本書はじめにより抜粋)
本書はそのタイトル通り、モトローラ社製のマイクロプロセッサーMC68000と、それを採用したApple社製のパーソナルコンピューター、初代Macintoshについて述べたものです。Macintoshについては、主にそのROMに内蔵されたプログラム、Toolboxについて詳しく解説しています。
レベルとしては、初代Macの基本的なアプリケーションを、読者が68000のアセンブリ言語によって記述できるようになるだけの詳しさであることを自負しています。
このように、特定のCPUと、それを採用するパソコンのROMの内容を2本の柱として解説するという点では、前著の「6502とApple IIシステムROMの秘密」も同じ趣向でした。そこでも、アセンブリ言語による簡単なApple II上でのプログラミングの例を示しましたが、内容はApple IIのグラフィック機能のシンプルなテストプログラムのようなものに過ぎませんでした。
本書で示しているサンプルプログラムは、それとは質、量、ともにまったく異なるレベルのものです。
実際に初代MacのFinder上でダブルクリックして起動できる独立したアプリケーションを数本作成する過程を、全ソースコードを示しながら解説しています。
さらに、活字で読む仮想的なプログラミング体験だけでなく、実際に手を動かしてソースコードを入力し、アセンブルしてアプリケーションとしてリンクする工程を実体験できるような環境の作り方も示しました。
現在の一般的なパソコン上で初代Macのエミュレーターを動かして開発環境を構築し、実際に初代Mac用のアプリケーションを作成して動かしてみる方法も詳しく解説しているのです。

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