古代エジプト文明以来、ヨーロッパの人びとが思い描いた、さまざまな形象や概念を初めて体系づけたリーパの意図を基軸として、著者はギリシア・ローマ神話。『聖書』や中世神学などを縦横に援用しつつ、ヨーロッパの民衆文化と芸術の特質、その精神構造の核心を解明する「図像学」の決定版。