季刊『Be!』は依存症・アダルトチルドレン・共依存・トラウマ・発達障害などさまざまな課題を抱えて生きる人と、援助者のための雑誌です。
◆特集 今だから知りたい
「正義」の罠からこころを守る法則!
見えない圧力やバッシングに心が疲れてしまう……。
そんな声をいただき、専門家と考えました。
「正義」で人を傷つけないために、不安で縮こまらないために。
PART1 迷惑をかけない人はいない【星一郎】
PART2 世界は分断されている?【山口真一】
PART3 トラウマとテロリズム【大治朋子】
PART4 レジスタンスの砦を支えるもの【信田さよ子】
◆特集に寄せて
・手記 父の飲酒運転で崩壊した「母の絶対的な正しさ」
文・写真【風間暁】
・「正義」のバッシングから加害者家族を守るWorld Open Heartの活動
取材・文【風間暁】
◆新連載【伊藤絵美×高知東生】
スキーマ療法で自分をたどるチャレンジ!
「スキーマ療法」の第一人者、伊藤絵美先生のリクエストで、高知東生さんが3時間×3回の濃厚なセッションに挑戦。
今回は、過去にさかのぼって傷ついたチャイルドの感情にアクセスする。記憶の中の場面をたどりながら、出てきたのは……。
・傷ついた子どもの怒り ・母が亡くなった日のこと
・スキーマと過剰補償 ・子どもの自分でスキーマを見直す
◆インタビュー まんきつ さん
スリップが回復への道を拓いた
アルコール依存症を描いたマンガ『アル中ワンダーランド』の作者、まんきつさん。
依存が進行するきっかけは、自身のブログに書きこまれた悪意のコメントからアルコールが手放せなくなったことだった。
自助グループに参加するが「自分なんかまだまだ甘い」と感じ、通うには至らず。
スリップ後、医師から自助グループを勧められて断わると、こんな言葉が返ってきた。
「あなたが見た重症だと思う人たちは、あなたの十年後の姿ですよ」
……依存症のこと、虐待のこと、生きづらさの正体について、語っていただいた。
◆コロナ禍でも!
どっこい元気です 仲間たちの《居場所》
依存症回復施設など仲間たちが集まる居場所。
コロナ禍の1年には、果たしてどんな苦労があったのだろう?……突撃電話で聴き取り取材を行なってみた。
すると、大変さを逆手に取った工夫や、今だからできたことなど、予想外に元気な声が相次いだ。みなさんの声をお届けする。
【栃木ダルク/女性サポートセンターIndah/仲間の家/アロー萌木/川崎ダルク/NABA】