没後七年、いまなお愛され続けるイラストレータが遺した数多くの作品から、盟友・嵐山光三郎が選んだベスト短篇集。明るいイラストレーションの影にひそむように、しずかに出会い別れていく人々の心象風景を画家ならではの表現で綴った短篇集。巻末に、嵐山光三郎のエッセイを付す。