「複業家」とは、一つの仕事だけでなく、
いくつかの仕事を掛け持ちしながら働く人のこと。
そのパイオニアとして知られる著者は、
現在、IT企業のサイボウズで週4日働きながら、自営の農家で人参を育てたり、
依頼があればドローンで動画撮影をしたり、パエリアづくりを教えたりもしている。
今はこんなユニークな働き方をしている著者だが、
かつては本業一本にまい進する超会社人間だった。
転機はマネージャーとして二度も大きな挫折を味わったこと。
自信も出世という目標も失い、眠れないウツの一歩手前のような状況にまで追い込まれた。
そこからどのように自信を回復していったのか、
そして最終的に複業家として歩み出すに至ったのか──。
また、複業に興味はあるけれど、何から始めていいかわからない人に向けて、
著者が〝人体実験〓を通してたどり着いた「複業の芽の見つけ方・育て方」も紹介。
今の会社(仕事)では、この先も満たされそうにない。でも、いったいどうすれば……
そんなモヤモヤ・不安を抱えている人にこそ読んでほしい1冊。