• Author川村元気
  • Publisher文藝春秋
  • ISBN9784167917166
  • Publish Date2021年7月

百花

「あなたは誰?」
徐々に息子の泉を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく泉。
ふたりで生きてきた親子には、忘れることのできない“事件”があった。
泉は思い出す。かつて「母を一度、失った」ことを。
母の記憶が消えゆく中、泉は封印された過去に手を伸ばす──。
記憶という謎<ミステリー>に挑む新たな傑作の誕生。
「あなたはきっと忘れるわ。
だけどそれでいいと私は思う」
「また母が、遠くに行ってしまいそうな気がした。
あの時のように」
……あの一年間のことは、決して誰にも知られてはいけなかった。
小説『世界から猫が消えたなら』『四月になれば彼女は』などで大きな衝撃を与えてきた川村元気、待望の最新文庫。
各界からも反響が続々!
◆息子と母の切ない思いに、胸が熱くなりました。──吉永小百合
◆深い感動のうちに読了した。
 ぼく自身の母親の思い出と重なり、他人事ではなかったのだ。──山田洋次
涙が止まらない──現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。
解説は『長いお別れ』の中島京子さんです。

>> 続きを表示

Recently borrowed books by this book borrower.

  • 司馬遼太郎が考えたこと 4
  • 司馬遼太郎が考えたこと 5
  • 父と私の桜尾通り商店街
  • 裏切りの日日
  • 百舌の叫ぶ夜 改訂新版
  • 幻の翼 改訂新版
  • 9歳のこころのじてん
  • すらすら作文が書ける / ドラえもんの国語おもしろ攻略
  • 絵で見ておぼえる小学漢字1006 / ドラえもんの国語おもしろ攻略
  • おらおらでひとりいぐも

Presented by