焼失した建物の再建も進む中、舟を使った出店、千代田の城を見ながらの絶品風呂など
アイデアをいかした商いも続々生まれ、照降町は元気を取り戻そうとしている。
町の復興の要となり、照降町の人々の支えとなっている周五郎だったが、
小倉藩の派閥争いの中、実兄が命をおとし、藩主からのSOSに苦悩するが…
周五郎が町をいずれ去ることを覚悟する佳乃の想いとは。
大火から9ケ月後、二丁町には官許の芝居小屋中村座が完成。こけら落としの出し物は
佳乃をモデルにしたものだった。大入り満員の最終日、客席には意外な人物が。
コロナ下と重なる江戸の情景と、人々の想いが元気をくれる!
佐伯泰英の新作四巻、ついに完結!