【改訂版】
・最新のガイドライン・文献にもとづき、内容を大幅にアップデート
・読者からの要望が多かった「褥瘡」、「便秘」について大幅に加筆し、より詳しい内容に。
・高齢者の「高血圧と糖尿病」を新しく追加。
本書は、著者がコメディカルや介護スタッフ向けの講習会で使っていたテキストに、現場でよく質問される内容を加味して一冊にまとめたものです。
高齢者ケアに関する医学的な知識・技術を、超基礎的なところから(今さら人に聞けないようなことも含めて)解説しています。
さらに、医師が指示を出す時の考え方も含め、「これを知っておくと非常に優秀」といった内容にも少しだけ踏み込んでいます。
現場で必要とされる基礎知識をまとめてあるので、各科の専門書を開くことなく、一冊で済みます。また、教書ではあまり触れられていない、現場での実践的な技術についても触れています。
本書の対象は、しばらく職場から離れていた看護師、介護施設の管理責任者、スキルアップしたい介護職、リハビリに携わる言語聴覚士、理学・作業療法士などです(現役バリバリの病棟勤務の看護師には易しすぎます。買わないで下さい)。
また、身内に高齢者がいる一般の方も、本書の内容を知っておくと、いざというときに役立ちます。
ご存知のように国の医療方針は病院から在宅への移行を重要視しています。自宅で人工呼吸器を動かし、点滴や透析も可能ということです。
これから、介護職の人も医療機器を目にすることが増えてきます。法律で認められていること以外の医療行為はできませんが、利用者さんや患者さんがどういう治療を行っているのか、何の医療機器を使っているのかを知っておくことは重要です。
患者さんや利用者さんにとってベストの選択ができ、責任ある看護・介護が行えるように、知識と技術を確実なものにしていきましょう。