大きな話題を呼んだデビュー詩集『点滴ポール』につづく、
岩崎航の第2詩集が完成いたしました。
人工呼吸器を使い、経管栄養で食事し、生活のすべてに介助が必要な体で過ごす、
筋ジストロフィーの詩人、岩崎航。
自殺願望や病による苦しみを越え、詩を生み出し続ける姿がNHK ETVで
特集番組として放映されるなど、広い層の読者の皆様に支持を得ています。
『震えたのは』装丁を手掛けたのは鈴木千佳子さん。
折り重なる波を連想させる青いカバーがとても美しいです。
本文も全体が空や海を連想する淡い水色となる予定です。
【本書刊行にあたり、岩崎さんからのメッセージです】
うれしい。こわい。
震えたのは、懸命に生きようとしているからです。
自分の暮らしを作っていくなかで湧き出す
その震えを言葉にして一冊の詩集にしました。
岩崎航