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  • 著者倉阪秀史
  • 出版社東洋経済新報社
  • ISBN9784492396612
  • 発行2021年7月

持続可能性の経済理論 / SDGs時代と「資本基盤主義」

広井良典氏推薦!
「なぜ持続可能性が重要なのか。
なぜ現在の経済学では地球環境問題が解けないのか。
明晰な〈論理〉の上に新たな経済理論を構想しているのが本書だ」
地球温暖化をはじめとする環境制約が顕在化し、経済の持続可能性を確保するという課題が世界共通の認識となっている。
「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」という言葉がスローガン化する現代において、その課題に適合する形で経済指標も見直しを図っていくことが必要である。
とくに、持続可能性を確保するという課題に適合する経済指標は、経済成長率指標が着目していない「軸」に着目せざるをえない。
本書では、こうした問題意識からGDPに変わる経済指標の可能性を探る。
具体的には、資本基盤の持続可能性を確保するために市場外的判断を行い、市場に介入していくべきとする立場であり、「市場主義」と対抗しようとする「資本基盤主義」の視点から探る。
宇沢弘文氏による「社会的共通資本」の考え方を、より具体的なかたちに近づけようとする試み。

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