農場にいるたくさんの動物のなかで、めだってちいさなおんどりがいました。バンタムです。農場で時をつくるのも、めんどりの世話をするのも、みんな、おおきなからだの大将です。バンタムもやってみたいのですが、大将に追い払われてしまいます。農場主のご主人は、バンタムは何の役にもたたないから、市場で売ることにしました。そんなある朝、農場にきつねが忍び込みました。大将は逃げ出します。でも、バンタムは、好きだっためんどりのナネットを守って、きつねと闘います。そして、とうとう、きつねは森へ逃げていきました。それからというもの、毎朝、バンタムは大将と一緒に時をつくり、みんな、なかよく しあわせに暮らしたということです。