私たちには「名付けようのない戦い」がある。
でもそれって一体何だろう?社会を見渡しながら考えてみると、何か見つかるかもしれない。表紙から続く巻頭アートワークは、ファッションブランド・HATRAとSF作家・麦原遼さんによる、どこかにあったかもしれない未知の公共世界に関するビジュアルストーリー。特集は、新進気鋭の経済思想家・斎藤幸平さんと考える「問いを立てるための公共入門講座」。その他、グラフィックレコーディングの現象学や、岸野雄一さんによるエッセイ「民主主義のエクササイズ」、藤井太洋さんを招いての公共SF誌上ワークショップなど、読んだら誰かと社会や公共について語りたくなる一冊に仕上がりました。