• Author樋口明雄
  • Publisher徳間書店
  • ISBN9784198937225
  • Publish Date2013年7月

標高二八〇〇米

「目がおかしくなったみたい。景色がぶれて見える」-標高3193メートルの南アルプス北岳山頂に立ったとき、息子・涼に高山病の兆候がみえ始めた。早めの下山を決意した父の滝川だが、途中で立ち寄った山小屋には誰ひとりとしていなかった。いったいこの山で何が起こったのか-?想像を絶するカタストロフィを描いた表題作など8篇の怪異譚にくわえ、新作『闇の底より』を特別収録!

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