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  • 著者リチャード・J.バーンスタイン 阿部ふく子 後藤正英
  • 出版社法政大学出版局
  • ISBN9784588140631
  • 発行2021年7月

根源悪の系譜 新装版 / カントからアーレントまで

二十世紀の歴史に癒しえぬ傷を残した数々の大量虐殺のあとで、哲学は「悪」をどう語りうるのか。カントが創出した「根源悪」の概念を軸に、人間が罪悪を犯す生来の可能性や必然性を熟考した思想家の系譜──ヘーゲル、シェリング、ニーチェ、フロイト、レヴィナス、ヨーナス、アーレント──を鋭く一望する。弁神論による「悪」の正当化が困難な今日、倫理の根源を問い質す碩学の労作。

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