近くの書店で在庫を調べる
  • 著者平野啓一郎
  • 出版社文藝春秋
  • ISBN9784167917470
  • 発行2021年9月

ある男

愛したはずの夫は、まったくの別人であった――。
「マチネの終わりに」の平野啓一郎による、傑作長編。
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。
ところがある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実がもたらされる……。
愛にとって過去とは何か? 幼少期に深い傷を負っても、人は愛にたどりつけるのか?
「ある男」を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
第70回読売文学賞受賞作。キノベス!2019第2位。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • 国境の南 / 妻は、くノ一9
  • ある閉ざされた雪の山荘で
  • わたしの知る花
  • 外科医、島へ / 泣くな研修医 6
  • 悩め医学生 / 泣くな研修医 5
  • 沈まぬ太陽 2(アフリカ篇 下)
  • 沈まぬ太陽 1(アフリカ篇 上)
  • あなたはここにいなくとも
  • 52ヘルツのクジラたち
  • 走れ外科医 / 泣くな研修医 3