ポルトガルの昔話。おばあちゃんが、孫娘の結婚式に出かけていく途中、オオカミとクマとライオンが「おまえをくってやる!」と次々と現れます。おばあさんは、「これから結婚式に行くから、帰りにはもっと太っているよ」となんとか3匹から逃れて孫娘の家にたどり着きました。楽しいパーティも終わり帰るときになると、おばあさんは、オオカミたちのことを思い出して怖くてふるえてしまいました。しかし、孫娘が畑のカボチャをとってきて中をくりぬき、おばあさんにすっぽりかぶせました。カボチャに隠れたおばあさんは、一目散に家に帰りました。 言葉の繰り返しが心地よく昔話の定番スタイルですが、ユーモアたっぷりで小さな子どもから楽しめます。ハロウィーンにあわせて読んであげたい絵本です。