陶芸に魅せられて…恋の決断と仕事の決断
波佐見焼の窯元で働く青子と龍生。つきあい始めた二人は、恋も仕事も順風満帆。ところが、龍生が陶芸の展示会に誘われ、フィンランドへ行くことに。青子は、かつて北海道へ行ったまま、帰らなかった元彼・熊平を思い出してしまう。龍生は青子を苦しませないために、北欧行きを断念する。龍生の優しさに、胸が締め付けられる想いを抱える青子は…?
【編集担当からのおすすめ情報】
両想いになった青子と龍生。お互いの才能にも惚れている二人だからこそ、お互いを想いすぎて苦しくなる。恋している時のせつなさが伝わってきます。青子の友人・しのぶちゃんのクリスマスの特別な1日を描いた1編も収録。「青の花器の森」の世界の広がりをお楽しみください。