アンシァン・レジームの社会において、印刷文書の拡大しつづける流通がいかに新しい思想を可能にしたか-。テクストそのものよりむしろ人びとの読書行為の変容に着眼する切り口からこのテーマにアプローチし、新しい文化史の構想を明快に説く。