ある日、平和な王国をすさまじい嵐が襲いました。娘がけがをした村人のタルカスは、王様が助けにくるのを信じて待ちます。一方、王様は、どうすれば多くの国民を助けられるか悩み葛藤します。タルカスと王様、それぞれの立場から描くことで見えてくる、それぞれの真実。たくさんの涙が流れたあとに訪れる結末とは――? SEKAI NO OWARI Fukaseが鮮やかな油絵を描き下ろした、両サイドが表紙の2つの視点で進む絵本。