★「内科・オバケ科 鬼灯医院」シリーズ(全7巻・2006年~2011年刊行)に登場する、オバケ科の名医・鬼灯京十郎先生の子ども時代を、クラスメートの少年、マサキの視点から描いた物語。著者に寄せられた熱いリクエストにこたえて生まれたシリーズ。
★4年1組の転校生、鬼灯(ほおずき)京十郎は、オバケが見える一族に生まれ、特に強い力を持っている。京十郎になぜか助手扱いされる同級生のマサキは、文句をいいつつも、京十郎とオバケの世界に心ひかれていく。そして、マサキの幼なじみの女子、おマツが「3人でオバケ探偵団を結成しよう!」と言いだし、かってにチラシを配ったせいで、オバケに関する相談が持ち込まれるようになる。
★第4巻あらすじ
4年2組のオサムは、中学受験のための勉強に追われる中、いつもだれかの視線を感じるようになる。ある日、学校のテストの問題を解こうとしたら、次の瞬間にはテスト終了の合図が! そして、学校から帰ってひと息ついたと思ったら、2時間以上が経過していた。それなのに、体には何も異常がないし周囲にも気づかれない。オサムはだれにも相談できなくて、1組のマサキに声をかける。「これって、もしかして、オバケのせい?」
時間に追われる人にとりついて、時間の感覚を狂わせるオバケ「トキノマイマイ」をめぐる、4年1組のオバケ探偵団のこわくてワクワクする物語。