家や部屋が汚れていると、仕事や日常生活にやる気が出ず、物を無くしやすい・汚くしやすいことだけでなく、ホコリやダニ、カビなどから健康にも影響することもある。特に、若手社会人、仕事が忙しい独身の人、高齢で一人になった人など、一人でいるとついつい掃除や片付けがおっくうになり、より家が汚くなってしまいがちになるものである。
本書は、羽田空港を「世界一清潔な空港」に導き、「プロフェッショナル 仕事の流儀」や「金スマ」などに出演して話題になった著者が教える、掃除や片付けが苦手な人のための掃除・片付け本。家や部屋を無理なくきれいに保つことで人生も仕事も向上させる一冊。
序 章 家が汚いからなんとかしたいと思っているあなたへ
第1章 新津流 掃除や片付けの考え方
第2章 何から始めたらいいのかわからない人のための掃除の基本
第3章 苦手で面倒くさがりな人のための掃除法
<著者紹介>
新津 春子
日本空港テクノ株式会社所属。
1970年中国残留日本人孤児二世として、中国瀋陽に生まれる。中国残留日本人孤児であった父の薦めによって一家で渡日。言葉がわからなくてもできるという理由で清掃の仕事を始めて以来、今日まで清掃の仕事を続けている。95年、日本空港技術サービス(現:日本空港テクノ)に入社。97年に最年少で全国ビルクリーニング技能競技会一位に輝く。
以降、指導者としても活躍し、現在は羽田空港第一、第二、第三ターミナルの清掃の実技指導に加え、同社ただ1人の「環境マイスター」として、羽田空港全体の環境整備に貢献する。2018年には、羽田空港で培った清掃品質を家庭に届けたいという思いから、ハウスクリーニングの新規事業「ハウスクリーニング 思う心」を立ち上げる。20年には、「掃除の楽しさ」や「掃除方法」など、さまざまな掃除関連の情報を発信するYouTubeチャンネル「新津春子のやさしいお掃除チャンネル」を開設する。
その仕事ぶりや技術が『プロフェッショナル仕事の流儀』(NHK)、『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日)、『news zero』(日本テレビ)、『ラヴィット』(TBS)などで取り上げられ話題となる。著書に、『清掃はやさしさ』(ポプラ社)、『世界一清潔な空港の清掃人』(朝日新聞出版)がある。