近くの書店で在庫を調べる
  • 著者竹本忠雄
  • 出版社勉誠出版
  • ISBN9784585395065
  • 発行2021年7月

未知よりの薔薇 第六巻

パリ文壇にデビューし、初めて民間から起用された日本大使館の文化技術顧問として活躍したフランス留学時代。澁澤龍彦、横尾忠則など多くの若者たちが、その教えを乞いに、フランスの著者のもとに集まった。
マルローの東宮御進講を実現させ、筑波大学では「科学・技術と精神世界」という、研究者としてはタブーであった精神世界に踏み込んだ、国際学会を実現させる。
学問的には異端者と評されることもありがながら、自身の信念のもと、霊性の世界に真摯に対峙し続けた著者の、揺れ動く魂の軌跡をあますことなく書き上げる。
執行草舟、絶讃!
壮大な魂の叙事詩。
生涯を深奥世界のミステリー探索に賭した男の、勇気と、哀しみと、驚異に満ちた
二十一世紀の黙示録。
執行草舟(『脱人間論』、『生くる』、『友よ』などの著者)
第六巻 秘声篇 
192頁 ISBN:978-4-585-39506-5  C0095
【第六巻あらすじ】
霊性と歴史の谷間を生きるさだめに自分は置かれているとの自覚を深める一連の事件に巻きこまれていく。世紀末を前に世界中で大流行の低俗な商業主義的「ノストラダムス大予言」ブームに断乎抗して、斯界の科学的解読法の一人者、V・イオネスク博士の大著を翻訳し、日本のテレビに共同出演して「一九九一年六月、ソ連崩壊」を満天下に予告し、その的中を見る。
加えて有名な「一九九九年七月、恐怖の大王が降りてくる」の四行詩も、皆既日蝕を告げたものと解読、的中させ、「ノストラダムスの名誉を日本が救った」とフランスのメディアで大書される。
いかにしてこれほどの超能力が形成されたかを探るべく、予言者の修行したベルギーのオルヴァル僧院の廃墟を訪ね、ルイ十六世が捕縛されたヴァレンヌの記念碑の前で、天を覆う奇怪な秘声を聞く。ニューヨークでも摩天楼崩壊のヴィジョン――ビン・ラディンのテロの十年前に――を見て、異界との交流はありうるとの確信を深める。
【第六巻の主な登場人物】
五十嵐一(筑波大助教授、『悪魔の詩』訳者)、阿南功一(筑波大学学長)、ヴライク・イオネスク(科学的解読法準拠『ノストラダムス・メッセージ』)、青木芳郎(筑波山神社宮司)、西村計雄(在仏画家)、木村忠太(在仏画家)、セルジュ・ユタン(秘教研究家)、角川春樹(角川書店社長、映画監督)、荒俣宏(博物・妖怪学、作家)、宮崎正弘(評論家、憂国忌主宰)、岡崎久彦(駐タイ王国大使、評論家)、小澤俊夫(グリム童話研究、筑波大教授)、荒城美智雄(エリアーデ学統宗教学、筑波大教授)、吉田富子(仏アカデミー賞受賞美術史家、敦彦夫人)、山蔭基央(古神道山蔭家第七十四世)、ツトム・ヤマシタ(打楽器奏者、音禅創始)、アンドレ=P・ド・マンディアルグ(作家、仏訳『サド侯爵夫人』修辞)、ボナ・ド・マンディアルグ(同夫人、画家)、長塚隆二(仏文学、パリ出版『私はカミカゼだった』)、ジャン・フォール(秘教学者、『神国フランス』)、ポール・バルバネグラ(ルーマニア

>> 続きを表示
    •  
    • この本が読めるところ
    • 借りた人・借りている人
    • 貸出OK
    • 鼠浄土
    • まだ借りた人はいません