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  • 著者長野ヒデ子
  • 出版社石風社
  • ISBN9784883443079
  • 発行2021年9月

かこさとしの手作り紙芝居と私 / 原点はセツルメント時代

紙芝居の持つゆったりした時間と
生身の声で演じる心地よさ――
 
 目まぐるしく変わる時代に紙芝居の持つゆったりした時間と生身の声で演じる心地よさが見直されて、いまこそ紙芝居が求められているのだと思います。
 大好きな加古里子さんの原点は川崎のセツルメント時代の手作り紙芝居にあることを知りました。それは私がアンデルセン賞国内選考にかかわったときに、加古さんに是非アンデルセン賞をと願い、資料集めに取り掛かったのですが、加古さんの手作り紙芝居の作品に触れている資料がほとんどないことがわかったのです。その資料つくりに取り組み、また、ご本人からお話を伺うほどに、加古さんの原点は紙芝居にあることを知りました。(「紙芝居の力に魅せられて あとがきにかえて」より)

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